トリキュラーEDは、卵胞ホルモンと黄体ホルモン、二つの女性ホルモンを配合した三相性の低用量経口避妊薬です。

エチニルエストラジオールとレボノルゲストレルの組み合わせにより、定期的な服用で排卵を抑制し、子宮頸管粘液の粘度を高めて精子の子宮への侵入を防ぎ、受精卵の子宮内膜への着床を困難にします。
これにより妊娠を効果的に防止します。

・赤褐色糖衣錠 6錠
レボノルゲストレル：0.050mg
日局エチニルエストラジオール：0.030mg
・白色糖衣錠 5錠
レボノルゲストレル：0.075mg
日局エチニルエストラジオール：0.040mg
・淡黄褐色糖衣錠 10錠
レボノルゲストレル：0.125mg
日局エチニルエストラジオール：0.030mg
・白色糖衣錠 7錠（ダミー）
乳糖 48.25mg

1, この薬の初回服用は月経開始日から始め、28日間を1サイクルとして指示に従い毎日1錠を順番に服用してください。

服用忘れを避けるため、毎日同じ時間に服用することが重要です。


2, 具体的には、

1～6日目に赤褐色の錠剤

7～11日目には白色の錠剤

12～21日目に淡黄褐色の錠剤

そして22～28日目には大きな白色の錠剤を服用します。


3, 服用開始が月経1日目から遅れると妊娠リスクが高まるため、最初の1週間は別の避妊方法を用いてください。

21日間の服用後、通常は月経が発生しますが、28日目の錠剤を服用し終えた後、無論月経の有無にかかわらず、次の日から新たなシートで服用を続けます。


4, この28日間のサイクルを継続的に行います。

この薬の服用前には医師の指示に従ってください。

過去に使用時にかゆみや発疹などのアレルギー反応があった方、乳がんや子宮のがん及びその可能性がある方は服用を避けるべきです。

また、性器からの不明な出血、血栓症、肺の塞栓、脳や心臓の血管障害がある方、35歳以上で1日に15本以上タバコを吸う方も同様です。

片頭痛、心臓疾患、糖尿病、血栓のリスクがある方、手術前後や産後の回復期、長期の安静状態、肝疾患、脂質代謝異常、高血圧、耳の疾患、妊娠中の特定の病歴がある方、または妊娠中または授乳中の方も服用しないでください。

以下は、この薬剤を服用する際に医学的に留意すべき事項や、併用が禁止されている薬剤、注意が必要な薬剤、及び特定の状態にある方への投与についての注意点です。

- 併用禁止薬剤:
- オムビタスビル水和物、パリタプレビル水和物、リトナビル配合剤（ヴィキラックス含む）

- 臨床症状および措置方法:
- エチニルエストラジオールを含む経口避妊薬を併用すると、ALT（GPT）の上昇が頻繁に見られます。これに該当する治療を受けている場合は特に注意が必要です。

- 併用に注意が必要な薬剤:
- 副腎皮質ホルモン（プレドニゾロンなど）、三環系抗うつ剤（イミプラミンなど）、セレギリン塩酸塩、シクロスポリン、オメプラゾール

- 投与に慎重を要する人々:
1. 40歳以上の女性は心筋梗塞などの心血管系障害のリスクが増加します。
2. 子宮筋腫がある方は、その発育を促進する可能性があります。
3. 乳がんの既往歴または家族歴がある女性は、発生または再発のリスクがあります。
4. 喫煙者は血栓症やその他心血管系障害のリスクが増加します。
5. 肥満の女性は同様に心血管系障害のリスクが高まります。
6. 血栓症の家族歴がある方。
7. 前兆を伴わない片頭痛の方は、脳血管障害（例: 脳卒中）のリスクが高まります。
8. 心臓弁膜症のある方。
9. 軽度の高血圧がある方（妊娠中の高血圧の既往も含む）。
10. 耐糖能が低下している女性。
11. ポルフィリン症の方は、症状が悪化する可能性があります。

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